マンション管理士|村上智史の「士魂商才」 

無関心な居住者が多いマンション管理組合に潜む様々な「リスク」を解消し、豊かなマンションライフを実現するための「見直し術」をマンション管理士:村上智史(株式会社マンション管理見直し本舗 代表)がご紹介します。

名古屋のマンションで管理コスト適正化がスムーズに実現できたワケ

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昨年冬からコンサルティングしている名古屋市内のマンション(築18年目 34戸)では、先日の通常総会にて管理委託契約の変更が賛成多数で決議されました。

 

単純減額の他に、一部過剰だった仕様の標準レベルへの変更、そして一部委託先変更のミックスポリシーによって、従前の委託費に比べて約24%のコスト削減となりました。(年額94万円の削減)

 

ちなみに、これに先行してマンション保険も見直しており、年あたりの保険料が10万円も減っています。(従前比25%ダウン)

 

これを合わせると

年額104万円の削減となるので、戸当たりでは平均3万円の経済効果となります

 

その結果、コスト削減で生まれる剰余金を活用すれば、今後30年の修繕計画で求められる資金需要に対して修繕積立金を増額しなくとも賄える見通しなりました。

 

今回は、相談元である管理組合の若い理事長さんがリーダーシップを発揮していただいたお陰で、コンサルティングがとてもスムーズに進捗しました

 

まず、管理見直しに着手する際にも事前に住民アンケートを実施したいとの申し出があり、そのアンケート案の作成について当社から助言させていただきました。

 

その後、コンサルに入った後も、委託業務の一部仕様変更や業者の一部リプレイスもあって、いきなり総会で賛否を問うのではなく、3日間に分けて住民説明会の開催をしながら丁寧にコンセンサスを高めるための努力をされていました

 

こうした理事会側の配慮と努力が奏功して、特段の反対者も出ず、総会もスムーズに進行できたのだと思います。

 

今回のコンサルティングで驚いたのは、

エレベーターの保守点検費について、メーカーが大幅な減額に応じたことです。

 

従前のフルメンテナンス仕様のままで、従前の金額に比べて半額以下に変更してもらいました。

 

コスト適正化実現のためには、委託先業者の変更をあらかじめ想定していたのですが、メーカーが独立系の見積もりを下回る金額で減額に応じたのは意外でした。

 

エレベーターについては独立系保守会社の株式上場などの台頭が見られることから、

メーカー側もかなり危機感を持っていることの現れかもしれません。

 

<参考記事>

 

yonaoshi-honpo.hatenablog.com

 

 

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