都内にあるコンサルティング中のマンションでは、先日の臨時総会で、設置後38年目を迎えるエレベーターをリニューアルすることを決議しました。
保守点検についてはフルメンテナンス契約が付帯してるものの、すでに通常の更新周期(25年〜30年)を大きく超過しており、突然の故障等による停止によって居住者の日常生活に支障が出るリスクがあります。
今期理事会で、リニューアルについて検討した結果、2つの理由から実施することとしました。
1)マンションの建替えまでに少なくとも1回の設備更新は避けられないこと
2)リニューアル工事によって、地震・停電発生時の閉じ込め防止対策や耐震性強化のための安全対策を施すことができること
実は、もう一つ、理事会の決断を後押しした事情があります。
それは、保守点検費用の節減効果です。
現状のメーカー系に委託している保守点検を非メーカー系に切り替えることでおよそ半減できます。
そのため、今後30年の期間で考えた場合、その節減効果で今回のリニューアル費用の大半を回収することができるからです。
このマンションでは、昨年末から管理委託費の適正化に取り組み、約3割のコスト削減に成功しました。
しかしながら、エレベーターの保守費用については、「リニューアルしない限り現状の水準がベスト」という結論になるため、見直しの対象外としていました。
今回のエレベーターのリニューアル工事の実施によって、管理コストの適正化も完結する見通しとなりました。
<参考記事>
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