9月7日、スタイルアクト株式会社が運営するサイト「住まいサーフィン」が毎年行っている、マンション入居者への管理会社の満足度調査の結果が発表されました。
その要約は、以下のとおりです。
■ 回答者数
約2,000名
■ 調査項目
1)管理人(言葉遣い、業務遂行力、ホスピタリィ、対応の早さ、勤務時間)
2)管理会社(業務遂行力、やる気、真面目さ、対応力、提案力)
3)コスト(修繕積立金に不安がないか、コストパフォーマンス)
4)生活サービス
5)全体満足度
6)推奨度
■ 調査結果
・評価トップ3社のランキング
1位:野村不動産パートナーズ (9年連続トップ)
2位:三井不動産レジデンシャルサービス
3位:住友不動産建物サービス
・管理人への満足度について、「対応力」「ホスピタリティ」では最上位と最下位の評価で40%の乖離が生じており、管理会社によって大きな差が現れた。
上位3社の「総合満足度」は70を超えていますが、いずれも「管理人」と「管理会社(フロント担当者)」の評価の良さがランキングを押し上げたようです。(例えば、最高ポイントは、管理人:80 管理会社:73)
その一方で注目すべき点があります。
調査項目のうち、「コスト」に対する満足度がすべての会社で突出して低調であったということです。
・「修繕積立金に不安がないか」→ 最高:59 最低:41
新築マンションの長計修繕計画(30年)では、将来的に修繕積立金の徴収額が5年周期で大幅に増額されていく想定になっているのが一般的で、その点を指しているものと思われます。
・「コストパフォーマンス」 → 最高:48 最低:33
上記のサイトページでは詳細に関する解説がありませんが、コスト(管理委託費)に対するパフォーマンス(業務成果、満足度)に不満があるということは、現状の委託金額が適正ではないということを意味していると思われます。
管理組合の現状と今後の財政事情を考える上では、
やはり「割高な管理委託費」と「修繕積立金の増額リスク」の2つが普遍的な課題だと言えるでしょう。
<参考記事>
管理組合にとってたいへん重要な「コスト」の課題を解決し、その評価ポイントが少なくとも70を超えるように目指してもらいたいものです。
<参考記事>
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