建物の火災や水災だけでなく、様々な事故・トラブルにも対応できる「マンション総合保険」は管理組合にとってかなり重要な契約なのですが、ほとんど関心がもたれることがありません。
そのため、管理会社が当然のような顔で保険代理店として営業し、保険会社2社くらいを決め打ち的に提示したうえで、詳しい商品説明もほとんどないまま進めてしまうことが多いようです。
ただ実際には契約期間(1年 or 5年)、保険の種類(掛捨て or 積立型)、そして保険会社の選び方によって、保険料の負担や自己負担の金額など補償水準がかなり異なってきます。(※関連記事を参照ください。)
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そんなマンション保険ですが、たとえ今年満期を迎える予定がなくとも今すぐ見直した方がよいと思います。
その理由は・・・?
◆ 今年10月から保険料の大幅な値上げが決定!
損害保険各社は、10月からマンション保険を含めて保険料の値上げに踏み切ることを発表しています。
改定率は保険会社によって違いは出ますが、平均30%にも及ぶとの見通しです。
たとえば来年5年契約の満期を迎える予定なら、来年契約更改した時点で3割保険料が増えることが確定しています。
これを避けるには、9月中に現契約を解約して、新たに5年契約を結ぶことで保険料の負担をおよそ4年間先送りすることができます。
その場合、中途解約のペナルティがないか懸念される方もいらっしゃるでしょう。
でも、その心配は無用です!
すでに一括払いした保険料のうち「未経過保険料」はほぼ全額が戻ってきますから、これを新たな契約の保険料の一部に充当すればいいのです。
管理組合の場合、現在の保険契約を解約して新たな契約を締結するには、臨時総会を開催して決議することが必要です。
あと10日あまりで6月を迎えます。早めに行動しないと10月の改定に間に合わなくなるので、理事会役員の方はすぐにこの情報を組合内で共有されることをお奨めします。
なお、このマンション保険をテーマに、5月23日(土)セミナーを開催します。
保険代理店のPIA鈴木社長から詳しい話が聴ける貴重な機会ですので、ご関心のある方はご応募ください。(※若干名の空き有り。下記記事参照)
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