マンション管理士|村上智史の「士魂商才」 

無関心な居住者が多いマンション管理組合に潜む様々な「リスク」を解消し、豊かなマンションライフを実現するための「見直し術」をマンション管理士:村上智史(株式会社マンション管理見直し本舗 代表)がご紹介します。

「電力料金」よりも「管理委託費」の見直しをお勧めするワケ

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 今年4月から電力が自由化されましたが、皆さんは電力会社を変えましたか?

ちなみに、私は「No」です。

 

自由化してから半年を経過した時点で集計した結果、切替えた世帯の割合は全国平均でなんと3%にも満たない

 

むしろ、実行した人の方が奇特なくらいの数字です。

 

あれだけの「鳴り物入り」だったにもかかわらず、とんだ肩透かしですね。

 

これほどまでに電力会社の変更が進まない理由とはなんでしょうか?

 

たとえば、

・新規参入企業が多いうえ、他のサービスと組み合わせたプランも様々で比較しづらい

・制度の理解が進んでいないため、ユーザー側の不安とリスクが拭えない

といった点が指摘されています。

 

しかし、最大の理由はきわめて単純で、

さほど電気代が下がらないから」ということに尽きます。

 

多くの会社が既存の電力会社よりも安い金額を設定していますが、各社ともせいぜい5%前後安くなる程度です。

 

毎月の電気代が1万円としても、たった500円しか安くなりません。

この程度では、切り替えるほどのモチベーションに繋がらないことは容易に想像できます。

 

電力会社の切替えが当たり前になるには、少なくとも料金が10%ダウンの大台に乗ることが必要条件だと思います。

 

しかし、切替えが進まないとは言え、電力自由化への関心に比べると、

マンション管理への関心度は比較にならないほど低いと言えます。

 

でも実は、見直しによる経済効果は、圧倒的にマンション管理の方が大きいのです

 

昨年からコンサルティングしている管理組合(神奈川県・90世帯)では、管理委託費を見直した結果、年間535万円のコスト削減ができました。

 

1世帯あたりに換算すると、年間約6万円の経済効果

これは、各区分所有者が毎月5千円も得することになったことを意味しています。

 

つまり、

毎月1万円の電気料金が半額に下がるのと同じことです。

電力見直し(月▲500円)の10倍のインパクトにもなります。

 

しかも、これまでの経験から、そのマンションの規模等にかかわらず、管理を見直すことで1世帯(住戸)あたり年間5〜7万円は費用負担を下げることは十分可能だと考えています。

 

「ホンマかいな〜?」と思われたら、当社のサイトページにアクセスしてみてください。

 

実例として、それぞれ抱える事情や見直しの手法が異なる4件のマンションを紹介していますので。

 

 <事例紹介>

yonaoshi-honpo.co.jp

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